〜中高年に多い肩の痛みを根本から改善するポイント〜
「最近、肩が上がりづらい」「服を着る時に痛む」など、肩の不調を感じていませんか?
中高年の方に多い肩の痛みは、実は肩だけに原因があるわけではありません。
取手東整骨院で開催した「中高年のための肩痛改善講座」でも、「肩以外の動きが関係していたなんて!」と驚かれる方が多くいらっしゃいました。
今回はその講座内容をもとに、肩の痛みの仕組みと、自分でできる改善のヒントをまとめます。
肩の痛みにはいくつかのタイプがある
一口に“肩の痛み”といっても、原因や症状はさまざま。
講座では、次の3つに分けて解説しました。
- 肩こりタイプ:筋肉の疲労や血行不良によるもの
- 五十肩タイプ:炎症や関節包の癒着(拘縮)によるもの
- 腱板損傷タイプ:スジ(腱)の部分的な損傷によるもの
特に中高年では、姿勢の崩れや筋力低下が背景にあり、放置すると可動域が狭まります。
肩の動きは「肩だけ」で起きていない
「肩を動かす=肩関節を動かす」と思われがちですが、
実際には鎖骨・肩甲骨・胸・背骨など複数の関節が連動しています。
中でも肩甲骨との連動は「肩甲上腕リズム」と呼びます。
肩甲骨がスムーズに動かないと、肩関節ばかりに負担が集中して痛みを引き起こします。
猫背が肩痛を引き起こす理由
講座では「猫背で腕を上げる」「胸を開いて上げる」を比較するワークを行いました。
猫背だと肩甲骨が外へ広がり、鎖骨の動きが止まり、腕が上がりにくくなります。
胸を開くだけで肩が軽く感じる方も多く、姿勢を整えるだけでも肩痛は変わるのです。

自分でできる!肩をラクにするセルフケア
① 手からほぐす
母指球や前腕をほぐすと、腕全体の緊張が取れ、肩の可動域が広がります。

② 鎖骨まわりをほぐす
鎖骨の下を指で軽く押さえながら肩を回すと、胸が開き、巻き肩の改善にも。

③ 肩甲骨まわりを動かす
肩甲骨周囲の筋肉をほぐすと、背中が温まり、肩が軽くなります。

動かして治す!肩のリハビリ体操
痛みがあると動かすのが怖くなりますが、動かせる範囲で動かすことが改善の近道。
代表的なのが「コッドマン体操」。
ペットボトルを持って腕をぶら下げ、振り子のように動かすだけで肩がゆるみます。

「壁歩き体操」もおすすめ。
壁に手のひらをつけ、指で少しずつ上へ“歩く”ように上げていくと、痛みでかばう動きを抑えながら関節の可動範囲を広げるリハビリができます。

日常生活で意識したい動かし方
- 洗濯物を干すときは胸を開いて姿勢を正す
- 掃除機をかけるときは腕だけでなく体全体で動かす
正しい姿勢と動かし方が、痛みの再発を防ぐポイントです。
講座参加者の声
「セルフケアで肩が楽になった! わかりやすく理解でき、ありがとうございました。」
「知らなかった情報、特に鎖骨が動く(つながって)ことを発見できてよかった。」「家で実践していこうと思う。ありがとうございました。」
講座では、体の使い方を少し変えるだけで
肩の軽さや動きが変わることを多くの方が実感されました。
まとめ:肩の痛みは“年齢のせい”じゃない
- 肩痛の原因は肩だけでなく姿勢・肩甲骨・鎖骨の動きにある
- 無理のない範囲で動かすことが改善の近道
- 正しい知識と地道なケアが回復を早める
取手東整骨院では、画像分析と動作チェックで原因を特定し、
根本改善を目指した施術をおこなっております。
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🏠 茨城県取手市青柳720-2
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