忙しさに追われる毎日。そんな日常から一歩離れ、自然の中で行った草刈り作業と「たった3分の瞑想体験」が教えてくれた、心と体の整え方。そして、タスク至上主義からの転換で得られる、本当の豊かさとは?
整骨院の院長が実体験から語る、実践的セルフケアのすすめ。
■ 畑しごとから感じた、心の豊かさ
昨日、竹林整備や自然農の畑の草刈りを、仲間たちと共に行いました。
炎天下の作業は体力を使いますが、不思議と「しんどさ」はあまり感じませんでした。
それは、ひとえに「仲間と共に、会話を交わしながら、のんびりと」作業を進めていたからだと思います。
ただ目の前の雑草を刈る──それだけのことが、自然の中では“瞑想のような時間”になる。
土に触れ、風を感じ、鳥の声を聞きながら手を動かしていると、頭の中が静まり、今この瞬間に心がすっと溶け込んでいく感覚がありました。

■ 木陰で3分。驚くほど深い「呼吸の時間」
作業の合間には、木陰で目を閉じ、3分だけの「瞑想タイム」も取り入れました。
「たった3分で何が変わるの?」と思われるかもしれません。
でも実際には、深くゆっくりと呼吸するだけで、頭が静かになり、体の内側からスッと力が抜けていくのを感じました。
風の揺らぎ、鳥のさえずり、遠くの工事の音までも、五感を通して心地よく響いてきて──
その3分が、草刈りという作業に、まったく新しい“意味”を与えてくれました。
瞑想の後、再び草を刈り始めると、不思議なことに草や虫たちの“いのちの気配”までもが感じられました。
■ タスクに追われる日々から、今に戻る習慣
現代社会では「効率よく、早く、たくさんこなす」ことが求められがちです。
いわば“タスク至上主義”のような空気に、私たちは無意識のうちに縛られています。
でも、その状態が続くと、心はいつも先のことばかりを考え、体も緊張が抜けず、慢性的な疲労や不調につながっていきます。
そんな時こそ、手を止めて深呼吸をする。
ただ目を閉じ、呼吸を感じ、五感を開く。
それだけで、頭の中の“やるべきこと”から解放されて、「今ここ」に戻ることができます。
これは、整骨院で行う身体のケアとも深くつながっていると感じています。
“心”の緊張をほどくことが、“体”のゆるみにもつながるのです。

■ 医学的にも注目される瞑想の効果
近年では、瞑想(マインドフルネス瞑想)は医療やビジネスの世界でも注目されており、さまざまな研究から以下のような効果が確認されています。
- 自律神経を整え、ストレス耐性を高める
- 不安・イライラを軽減し、感情を安定させる
- 睡眠の質が向上する
- 脳の集中力や記憶力が高まる
- 慢性的な痛みの緩和にも寄与する(腰痛・肩こりなど)
つまり、「瞑想する=何もしない」ではなく、**心身を整えるための“積極的な習慣”**なのです。
■ 日常に取り入れるコツ|まずは“ながら”でもOK
「瞑想なんて難しそう」「続かない」という方もいると思います。
でも、最初は形式にこだわらず、以下のような“ゆるい瞑想”でも大丈夫です。
- 朝の洗顔の前に、30秒だけ深呼吸
- 歩いているときに足音や風を意識する
- スマホを見る前に目を閉じて、呼吸を3回数える
- 入浴中にお湯の温かさを感じる
大切なのは、「いま、この瞬間に意識を向けること」。
その習慣が、気づかぬうちに心と体の“整いスイッチ”になります。

■ 野良仕事×瞑想=最高のセルフケア
私にとって、今回の草刈りと瞑想の組み合わせは、最高のセルフケア体験でした。
自然の中で体を動かし、仲間と会話を交わし、静かに目を閉じて五感を開く──
この一連の流れの中に、心身の回復と調和のヒントがたくさん詰まっていました。
取手東整骨院では、こうした自然の中での気づきも大切にしながら、心と体に寄り添う施術を行っています。
■ 最後に|今日のあなたに、おすすめの「3分間」
・いつもより少しだけゆっくり深呼吸してみる
・スマホから少し目を離し、風や音に耳をすませてみる
・コーヒーを飲む前に「いただきます」と味わう
そんな3分が、あなたの一日を変えるかもしれません。
情報に追われがちな今だからこそ、「自然と、呼吸と、いま」に立ち返る時間を。
それが、心と体をじんわり整える第一歩になりますように🍀
取手東整骨院では、身体の痛みや不調への施術とともに、日常のセルフケアのアドバイスも行っています。お気軽にご相談ください🌿
