頭痛の原因と種類をわかりやすく解説|片頭痛・緊張型頭痛の違いと対処法

「最近、頭痛が増えてきた」

「頭がズキズキするけど、これって片頭痛?」

「肩こりがひどいと頭まで痛くなる」

「雨の日になると頭が痛い」

「頭痛薬を飲んでいるけど、最近は薬を飲む回数が増えてきた」

頭痛といっても、その症状や原因は人によってさまざまです。

実は「頭痛」というのは、一つの病気の名前ではありません。

頭痛にはいくつかの種類があり、痛み方や起こり方も違います。

例えば、

「ズキズキ脈打つように痛む」

「頭をギューッと締め付けられる」

「雨の日になると痛くなる」

「首や肩がこると頭が重くなる」

など、同じ頭痛でも感じ方はさまざまです。

この記事では、頭痛についてまず知っておきたいことを、できるだけ分かりやすくまとめました。

「自分の頭痛はどれに近いんだろう?」

そんな視点で読んでみてください。


目次

そもそも「頭痛」にはいろいろな種類があります

頭痛は、大きく考えると、

「頭痛そのものが病気として起こるもの」

と

「別の病気や身体の異常によって起こるもの」

に分けて考えることができます。

前者は「一次性頭痛」と呼ばれ、代表的なものに、

・片頭痛

・緊張型頭痛

などがあります。

一方、脳や血管などの病気、感染症、頭部への外傷などが原因で起こる頭痛は「二次性頭痛」と呼ばれます。

つまり、

「頭が痛い=肩こり」

と決めつけるのは危険です。

まずは「どんな頭痛なのか」を知ることが大切なのです。


あなたの頭痛はどのタイプ?

まずは、痛み方から考えてみましょう。

ズキズキ、脈打つように痛む

「こめかみがズキズキする」

「動くと痛みが強くなる」

「光や音がつらい」

「吐き気がする」

こんな症状があるなら、片頭痛の可能性があります。

片頭痛は、単純に「血管が広がって痛くなる」というだけではありません。

脳の中の視床下部や、顔や頭の感覚に関わる三叉神経など、さまざまな仕組みが関係しています。

また、天気や気圧の変化、睡眠不足、疲労、ストレスなどが引き金になることもあります。

詳しくはこちらの記事で解説しています。

「片頭痛の原因は気圧?なぜ雨の日に頭が痛くなるのか」


頭をギューッと締め付けられる

「頭全体が重い」

「後頭部が重い」

「頭を輪ゴムで締め付けられている感じがする」

「首や肩がこると頭痛がする」

そんな場合は、緊張型頭痛の特徴に近いかもしれません。

緊張型頭痛では、首や肩などの筋肉への負担が関係することがあります。

長時間のパソコン作業やスマートフォン、同じ姿勢、疲労、ストレスなどによって身体の緊張が続くと、頭痛につながることがあります。

「なぜ肩こりで頭痛が起こるの?」

「なぜロキソニンやイブが効くの?」

そんな疑問については、こちらの記事で詳しく解説しています。

「緊張型頭痛とは?首・肩こりで頭が痛くなる理由と対処法」


「片頭痛」と「緊張型頭痛」は同じではありません

ここはとても大切です。

どちらも「頭痛」なので、一緒に考えてしまいがちですが、身体の中で起きていることは同じではありません。

片頭痛では、

視床下部などの変化
↓
三叉神経系の活性化
↓
頭の痛み

という神経の仕組みが関係します。

一方、緊張型頭痛では、

首・肩などへの負担
↓
筋肉や周囲の組織への刺激
↓
痛みの信号
↓
頭痛

という流れが関係すると考えられています。

だから、

「片頭痛には片頭痛の考え方」

「緊張型頭痛には緊張型頭痛の考え方」

が必要になります。

そして、同じ人に異なるタイプの頭痛が起こることもあります。

「片頭痛だと思っていたけれど、最近は首や肩がこって、締め付けるような頭痛もする」

という方もいます。

頭痛は、いつも一種類とは限らないのです。


なぜ雨の日に頭痛が起こるの?

「雨が降る前になると頭が痛い」

「台風が近づくと頭痛がする」

「気圧が下がると体調が悪くなる」

こうした経験をしたことはありませんか?

天気と頭痛には関係があると考えられています。

特に片頭痛では、気圧などの環境変化が誘因の一つになることがあります。

では、なぜ天気が変わるだけで頭が痛くなるのでしょうか?

ここには、脳の中で身体の状態を調整している「視床下部」などが関係すると考えられています。

視床下部は、睡眠、体温、ホルモン、自律神経など、身体のさまざまな機能を調整している場所です。

イメージするなら、

「身体の状態を調整する司令室」

のような場所です。

疲れているとき、睡眠不足のとき、急に天気が変わったときなどに身体の調整がうまくいかなくなると、頭痛が起こりやすくなることがあります。


頭痛と「めまい・耳鳴り」が一緒に起こることも

「頭痛だけではなく、めまいもする」

「頭痛がすると耳鳴りが気になる」

「天気が悪くなると頭痛と一緒にフワフワする」

そんな方もいます。

頭痛とめまい・耳鳴りが必ず同じ原因で起こるとは限りません。

ただ、耳の奥にある「内耳」は、身体のバランスを感じる重要な場所です。

また、内耳と脳は神経や血流などを通して深く関係しています。

そのため、頭痛と一緒にめまいや耳の症状がある場合には、「頭痛だけ」と考えず、身体全体の状態を見ることも大切です。

ただし、突然の強いめまい、難聴、ろれつが回らない、手足のしびれなどを伴う場合には、頭痛との関連を自己判断せず、医療機関を受診してください。


頭痛薬が効くのに、なぜ頭痛を繰り返すの?

「頭痛がするとロキソニンを飲む」

「薬を飲めば楽になる」

それなのに、また頭痛が起こる。

これは珍しいことではありません。

頭痛薬は、今起きている痛みを抑えるために大切な役割があります。

しかし、

「痛みが起きた原因」

と

「今起きている痛み」

は同じではありません。

例えば、首や肩への負担が続いている人なら、薬で痛みが楽になっても、パソコン作業や姿勢の問題がそのままなら、再び頭痛が起こる可能性があります。

さらに、頭痛薬を頻繁に使い続けると、「薬物乱用頭痛」につながることもあります。

頭痛薬を飲む日が増えてきた方は、薬を増やし続けるのではなく、一度医療機関に相談することも大切です。


頭痛が慢性化すると「痛みに敏感」になることも

頭痛を繰り返していると、身体の痛みを感じる仕組みそのものが敏感になることがあります。

これを「中枢性感作」といいます。

難しく聞こえますが、

「痛みのボリュームが上がってしまう」

と考えると分かりやすいでしょう。

以前なら、

「ちょっと首がこったな」

くらいだった刺激が、

「今日は頭が痛い」

と感じるようになることがあります。

だから、頭痛を繰り返している場合には、

「痛くなったら薬を飲む」

だけではなく、

「そもそも、なぜ頭痛が起こりやすい身体になっているのか?」

を考えることも重要です。


頭痛には「身体全体の状態」が関係していることがあります

ここまで読んでいただくと、

「頭痛なのに、どうして首や肩を見るの?」

と思うかもしれません。

実は、頭痛がある場所と、身体に負担がかかっている場所は同じとは限りません。

例えば、

長時間のパソコン作業
↓
頭が前に出る
↓
首・肩が緊張する
↓
身体の一部に負担が集中する
↓
頭痛

ということがあります。

また、

睡眠不足
↓
疲労が抜けない
↓
身体の調整力が低下する
↓
頭痛が起こりやすくなる

ということもあります。

だから頭痛を見るときには、

「頭のどこが痛いのか?」

だけではなく、

「身体全体がどんな状態なのか?」

を見ることが大切です。


当院の整体では「頭痛そのもの」だけを見ません

当院では、頭痛のある場所だけを施術するのではなく、

・首

・肩

・背中

・姿勢

・顎

・呼吸

・身体全体の緊張

などを確認します。

なぜなら、頭痛を繰り返している方の中には、首や肩に過剰な負担がかかっていたり、身体全体が緊張しやすくなっていたりする方がいるからです。

首や肩の緊張をゆるめる。

姿勢を整える。

身体を動かしやすくする。

呼吸をしやすくする。

身体全体の緊張を落とす。

そうすることで、身体が必要以上に頑張らなくてもよい状態を目指します。

「頭痛を止める」というよりも、

「頭痛が起こりやすい身体の状態を整えていく」

という考え方です。


ただし、すべての頭痛を整体で対応できるわけではありません

ここはとても重要です。

頭痛の中には、脳や血管などの病気が原因になっているものがあります。

次のような場合は、整体よりもまず医療機関への受診を優先してください。

・突然、非常に強い頭痛が起こった

・今まで経験したことのない頭痛

・手足のしびれや麻痺がある

・ろれつが回らない

・意識がおかしい

・高熱を伴う

・頭を打った後から頭痛が続いている

・急に見え方がおかしくなった

・突然の強いめまいや難聴を伴う

・いつもの頭痛とは明らかに違う

「いつもと違う」という感覚は、とても大切です。

無理に我慢せず、医療機関で確認してもらいましょう。


まとめ|まずは「自分の頭痛を知る」ことから

頭痛には、片頭痛や緊張型頭痛など、さまざまな種類があります。

「ズキズキするから片頭痛」

「肩がこるから緊張型頭痛」

と簡単に決めつけることはできません。

頭痛の種類によって、関係する仕組みや対処方法も異なります。

そして、同じ人でも身体の状態や生活環境が変わることで、頭痛の出方が変わったり、複数のタイプの頭痛が重なったりすることもあります。

だからこそ大切なのは、

「頭痛を薬で抑える」

だけではなく、

「なぜ頭痛が起こっているのか?」

「身体にどんな負担がかかっているのか?」

を知ることです。

もしあなたが、

「最近、頭痛が増えてきた」

「頭痛薬を飲む回数が増えている」

「首や肩がこると頭が痛くなる」

「雨の日になると頭痛がする」

「片頭痛なのか緊張型頭痛なのか分からない」

と悩んでいるのであれば、まずは自分の頭痛の特徴を知ることから始めてみてください。

当院でも、頭痛だけを見るのではなく、首・肩・姿勢・呼吸など身体全体の状態を確認しながら、頭痛が起こりやすい身体の状態を整えることを大切にしています。


あなたの頭痛に近い記事はこちら

ズキズキする・天気で痛む方

「片頭痛の原因は気圧?なぜ雨の日に頭が痛くなるのか」

首・肩こりと一緒に頭が重くなる方

「緊張型頭痛とは?首・肩こりで頭が痛くなる理由と対処法」


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